OpenWeatherMapは、世界中の天気情報を提供するオンラインサービスです。このサービスのAPIを利用することで、プログラムから簡単に天気情報を取得することができます。

今回は、Pythonのrequestsライブラリを使って、東京の天気情報を取得する方法を解説します。

1. 必要なライブラリのインストール

まず、requestsライブラリを利用するために、次のコマンドでインストールします。

pip install requests

2. OpenWeatherMapのAPIキーの取得

OpenWeatherMapのAPIを利用するには、APIキー(画像のモザイク部分)が必要です。公式サイトから無料で登録してAPIキーを取得できます。

3. Pythonコードの解説

(1) APIキーとエンドポイントの設定

エンドポイントは、API接続の端点でAPIを呼び出しを受信する場所とのことを指します。特定の情報やサービスを取得するための「入口」のようなものです。

API_KEY = 'xxxxxxxxx' # 自分のAPIキーに置き換えてください。 
BASE_URL = 'http://api.openweathermap.org/data/2.5/weather'
PARAMS = {
    'q': 'Tokyo,JP',  # 東京都
    'units': 'metric',  # 温度を摂氏で取得
    'appid': API_KEY
}

このコードでは、取得したAPIキー、エンドポイントのURL、そしてリクエストのパラメータを設定しています。

(2) requestsライブラリを使用してAPIからデータを取得

response = requests.get(BASE_URL, params=PARAMS)
data = response.json()

requests.get()関数を使って、設定したエンドポイントとパラメータでAPIにリクエストを送ります。取得したレスポンスをJSON形式で返します。

(3) 取得したデータの解析と表示

if response.status_code == 200:
    main_data = data['main']
    weather_data = data['weather'][0]
    print(f"都市: {data['name']}")
    print(f"気温: {main_data['temp']}℃")
    print(f"気圧: {main_data['pressure']} hPa")
    print(f"湿度: {main_data['humidity']}%")
    print(f"天気: {weather_data['description']}")
else:
    print(f"エラー: {data['message']}")

APIからのレスポンスが正常である場合(ステータスコードが200の場合)、天気情報を解析して表示します。エラーが発生した場合は、エラーメッセージを表示します。

まとめ

OpenWeatherMapのAPIを利用することで、Pythonプログラムから簡単に天気情報を取得することができます。

上記のコードは東京の情報を取得していますが、'q'の部分を他の都市名に変更することで、任意の都市の天気情報を取得することができます。APIの詳細や他の利用方法については、OpenWeatherMapの公式ドキュメントを参照してください。